INTERIOR



プレステ4PRO 7200番の分解方法


今回は内蔵電池交換とCPUグリス交換と内部清掃の
フルメンテナンスをします。
必要な工具はドライバーセット、トルクスドライバーT8
無水エタノール、CPUグリス、CR2032電池
必要に応じでプラ製のこじ開け用具、ピンセット
掃除機、ハブラシ等になります。



本体を裏返してハードディスクを取り外します。
カバー右に指をひっかけてカバーを外します。
※硬い時は右側からこじ開け道具で外します。



現れたネジを外してハードディスクを引き抜きます。



表に返したら後方のカドを外方向に力を入れながら
上方向へ力をかけると浮き上がります。
左右順番にやります(硬いので慎重に)。
外れたら前方向にスライドするように外します。
※どうしても外れない時は前方のカドから外します。



上カバーが外れるとファンが見えるので掃除します。
ここまでは封印シールを剥がさずファン掃除が出来ます。
ここから先は都度掃除しながら分解を進めます。



封印シール2枚を剥がすとトルクスねじT8サイズ
が現れます(7200番は後方のネジはここだけ)



トルクスねじはこの様にとげとげして真ん中が
へこんでるドライバーが必要になります。



トルクスねじを外したら本体を裏返して
後方カドを持上げるとカドが浮き上がります(力いる)。
前後の向きを入れ替えたら後方黒パネルと
白カバーのあいだに両手指のツメをかけながら
ゆっくり周辺のツメを外すと下カバーが外れます。



下カバーが外れたら2ケ所のトルクスねじを
外します(電源ユニットを固定しているねじ)。



表面を上にしたら4ケ所のトルクスねじを外します。
ゆっくり電源ユニットを真上に引き上げます。



引き上げたら電源ケーブルを抜きます。



硬いのでマイナスドライバ(小)を手前・奥と交互に差込んで
ぐりぐりして2〜3o程度ゆるめます。あとは
指でつまんでゆっくり、ぐりぐりすればラジオペンチなど
使わずに外すことが出来ます。
※ペンチは危険なので使わないように。



電源ユニットが外れました。
ホコリがたまっているので掃除をします。



裏返して下面を上にします。
@Wi-Fiアンテナのケールブ3本を外します。
上に引っ張るだけで外れます。
Aフラットケーブル6本を外します。
青い硬いところを掴んで抜きます。
手前に見える幅広は黒フタを持上げてロックを
外してから引く。残り5本は引き抜くだけです。
B冷却ファンの電源ケーブルを引き抜く。



シールド上に見える全てのネジ(33本)を外します。
ネジはプラスねじ1種とトルクスねじ1種ですが
本数が多いため何処にどのねじなのか覚えるのは大変。
そこで2色の油性ペンで2種のねじに印を付けます。
(写真ではプラスに青、トルクスに赤)



Wi-Fiのアンテナのねじは外しません。
外すのはシールド(金属のフタ)を留めているねじ33本のみ。



シールドを外すと基盤が顔を出します。



CPUとヒートシンクを固定しているねじ2本を外します。



基盤を外して裏返すとCPUと内蔵電池が現れます。



CR2032コイン電池をスプリングのほうへ押して外します。
左の隙間にマイナスドライバ(小)を差込みテコの原理で外す。



無水エタノールと不織布(使い捨てマスクでOK)で
古いCPUグリスを取り除きます。



ヒートシンクに付着したグリスも取り除きます。
基盤下のシールドの2ケ所のねじを外します。



シールドが外れ、裏返すとヒートシンクが現れます。
最深部なのでヒートシンクを念入りに掃除します。



新しいCPUグリスを塗り伸ばします。
※めんどうな時はグリスをバッテンの形に載せればOK。
あとは逆手順で組み立てていきます。
ねじ33本ゾーンは印があるので直感的にサクサク取付。



フラットケーブルには黒線があるので、
刺さっているか確認しやすいです。
右の幅広は挿してから黒フタを下げてロックします。



@前面をスライドで引っ掛けてから、
A後方を押し下げてツメにロックさせます。



@後面をスライドで引っ掛けてから、
A前方を押し下げてツメにロックさせて完了。